トライオートFXの特徴は?その仕組みやメリット、デメリット、注意点などを解説

インヴァスト証券が提供している自動売買サービスのトライオートFXは、リピート系に分類される自動売買です。

今回はそんなトライオートFXの特徴から仕組み、メリット、デメリット、注意点、その他のおさえておきたいポイントなどを解説します。

トライオートFXは、既に存在している自動売買ロジックを選ぶだけですぐにシステムトレードを始められる自動売買セレクトと呼ばれる機能があるなど、初心者でも付き合いやすいサービスです。

一旦使い方を覚えてしまえば、FXはこれが初めてという初心者の方でもすぐにシストレを始められるでしょう。

トライオートFXとは?

トライオートFXはインヴァスト証券が提供する自動売買のサービスで、その特徴はイフダン注文を連続で発注するリピート系の自動売買であることです。

トライオートFXで注文をする場合、まず新規注文と決済注文、そしてその次の注文条件を同時に出すことで、繰り返し何度も新規注文と決済注文を繰り返していくことになります。

通貨ペアや売買の方向性、次の注文の条件などの詳しい設定をカスタマイズすることで、自分好みのシステムトレードを実践できるという特徴があります。

まだFXはこれが初めてで、設定のカスタマイズ方法がわからないという方であっても、既に設定が組まれている自動売買セレクトの機能を使用すれば、初心者でもプロ同様の設定で自動売買を始められます。

MEMO
トライオートFXはリピート系のシステムトレード

トライオートFXの自動売買の仕組み

トライオートFXの自動売買の仕組みは、わかりやすく言うならナンピンのシステムトレードです。

特定のレンジ内において、割安になったら買い注文を入れ、割高になったら売り注文を入れることになります。

トライオートFXにはコアの価格帯とそれよりも大きな価格帯の二段構えでトレードをするコアレンジャー、高金利な通貨ペア向きのスワッパ―と呼ばれる二種類の自動売買のロジックがあります。

  1. コアレンジャー
  2. スワッパ―

トライオートFXを使用する際には、これらの自動売買のロジックを上手に使い分けると良いでしょう。

MEMO
トライオートFXにはコアレンジャーとスワッパ―と呼ばれる売買ロジックがある

1.コアレンジャー

コアレンジャーは、トライオートFXで選べる売買ロジックの一つで、過去のレートの高値と安値の60%から70%の価格帯をコアレンジ帯とし、売買を行うシステムトレードです。

コアレンジャーではこのコアレンジ帯とは別にもう一つ、コレレンジャーの価格帯を囲むようにして存在するサブレンジ帯という価格帯を設定し、そこでも売買を行います。

要は、コアレンジ帯とサブレンジ帯の二段構えで売買をするということです。

売買の注文をは主にコアレンジ帯で行います。対してサブレンジ帯の場合、コアレンジ帯よりもレートが高い場合は売り注文を仕掛け、コアレンジ帯よりもレートが低い場合は買い注文を仕掛けることになります。

まとめると、コアレンジ帯よりもレートが高い場合は売り、安い場合は買い注文を出すということです。

トレンドが少なく、過去数年にわたって似たようなレンジ内でレートが上下に動いているようなレンジ相場になりやすい通貨ほど、コアレンジャーは相性が良いでしょう。

2.スワッパ―

スワッパ―はトライオートFXで選択できる売買ロジックの一つで、高金利通貨向きの売買ロジックとなります。

その特徴は、レートが下がることを前提にした下降相場向きの売買ロジックであることです。

スワッパ―では下降トレンドが発生していることを前提に、レートが大きく下がった時に買い注文が入り、短期での反発があると決済売り注文を出して利確を狙うスタイルとなります。

高値掴みをしてしまったポジションについては、そのまま決済をせずに放置をし、スワップ収入を狙っていくことになります。

南アフリカランドなど、長期的に見てレートが下がっていく傾向がある通貨などを想定した売買ロジックとなります。

トライオートFXのメリット

ここではトライオートFXのメリットを紹介します。

  1. レンジ相場に強い
  2. スプレッドが狭い
  3. チャートを監視する必要がない

以下より詳しく解説します。

1.レンジ相場に強い

トライオートFXはリピート系の自動売買ということもあってか、レンジ相場に強いです。

一旦設定がハマってしまえば、あとは売買を繰り返すだけで利益が積み上がっていくだけに、まさに何もせずとも稼ぐことができるでしょう。

もちろん、利益を出すためには、それぞれの相場に合わせてしっかりと設定を調整する必要があります。

初心者のうちは自動売買セレクトなどの機能を活用し、利益率の良い設定を見繕うと良いでしょう。

トライオートFXの自動売買のやり方に慣れてきたら、利益確定幅や損切り幅、フォロー、カウンターなどの数値を調整し、より利益率の高い設定を考案してみても良いでしょう。

設定を調整することで、より強力な売買ロジックを組むことも可能です。

2.スプレッドが狭い

トライオートFXのスプレッドはとても狭く、業界でも最狭水準となります。

そのスプレッドですが、米ドル/円が0.3銭、ユーロ/円が0.5銭、ユーロ/米ドルが0.3pipsと非常に狭く、スキャルピングなどの超短期の売買であっても難なく対応できる狭さとなります。

トライオートFXは裁量トレード、それも短期売買との相性が良いFX口座でもあるのです。

システムトレードだけでなく、デイトレードやスキャルピングなどの短期売買にも興味があるという方には、スプレッドが狭いトライオートFXはおすすめでしょう。

3.チャートを監視する必要がない

トライオートFXで自動売買を始めれば、取引はすべてシステムに任せられるので、自分でチャートを監視する必要がなく、片手間でFXを始められます。

FXを検討している方の中には、夕方まで働いているという会社員の方も多くいることでしょう。

FXは24時間いつでもトレードできますが、仕事が終わって疲れている時間帯にトレードをしても、集中できず、思ったような成果をあげられないかもしれません。

その点、システムに売買を任せられる自動売買であれば、それこそ24時間いつでもコンピュータがチャートを監視してくれるので、体力を浪費することなくFXを始められます。

普段、仕事が忙しくてなかなかチャートを見られないという方ほど、自動売買との相性は良いでしょう。

トライオートFXのデメリット

ここではトライオートFXのデメリットを紹介します。

  1. トレンド相場に弱い
  2. 自動売買だと手数料が高くなる
  3. 絶対に勝てるわけではない

以下より詳しく解説します。

1.トレンド相場に弱い

まずトライオートFXはレンジ相場に強い一方で、トレンド相場には弱いので注意してください。

もちろん、トレーダーの思惑通りにトレンドが発生するようなケースであれば、問題なく利益を出せるでしょう。

しかし、トレーダーの思惑とは反対方向にトレンドが発生すると、含み損が発生しやすく、場合によってはロスカットされるリスクがあります。

トライオートFXのロスカットの有効比率は100%以下です。有効比率120%以下でアラート、有効比率150%でプレアラートがそれぞれ発生します。

有効比率100%でロスカットになるなど、トライオートFXの取引ルールはロスカットの基準を高めに設定していますので、余計なリスクを回避するためにも証拠金には余裕を持たせてトレードをすると良いでしょう。

2.自動売買だと手数料が高くなる

トライオートFXはスプレッドが狭い一方で、自動売買だとマークアップ手数料がかかるので、最終的にはコスト高になるというデメリットがあります。

マークアップ手数料は、1万通貨未満の売買であれば新規2pips、決済2pipsと、割と高めです。

これが1万通貨以上10万通貨未満になると、新規1pips、決済1pipsと安くなります。

10万通貨以上50万通貨未満だと新規決済ともに0.5pips、50万通貨以上よりマークアップ手数料は無料となります。

以上のように、取引量が多くなればなるほどマークアップ手数料が安くなるのですが、ただ取引量が増えるとトレードで失敗した時に大損する恐れがあります。

安全なトレードを求めて取引数量を下げると手数料が上がりますし、取引数量を上げて手数料を下げると損するリスクが増大する、ということです。

トライオートFXにはスプレッドだけでなく、マークアップ手数料というコストもあるので、利用の際にはどのくらいのコストがかかるのか、事前に計算しておきましょう。

3.絶対に勝てるわけではない

トライオートFXは絶対に勝って稼げるというものではありません。時には負けて損失が発生することもあるので注意してください。

特にトレンド相場や、荒々しい相場の場合、レートの変動が激しいので、今までの売買ロジックが通用しくなるリスクがあります。

為替市場は常に動いていますし、今後どうなるのかを完璧に予測することは誰にもできません。常に負けるリスクがあることを想定しておきましょう。

たとえトレードで負けることがあったとしても、しっかりと損切りし、被害を最小限に抑えることができれば問題はありません。自己資産を防衛するためにも、必ず損切りのやり方を習得しておきましょう。

トライオートFXの注意点

ここではトライオートFXの注意点を紹介します。

  1. いきなり高額のトレードはしない
  2. 完全放置はしない
  3. 通貨ペアの選択を間違えない

以下より詳しく解説します。

1.いきなり高額のトレードはしない

まずトライオートFXを始める際には、いきなり高額のトレードをせず、少額から運用しましょう。

これは自動売買に限らず、FXのあらゆるトレードで言えることです。

基本的にFX初心者というのは大抵の場合、負けます。いきなり勝つことはほとんどできません。それはシステムトレードであっても同様です。

FXの専業の方たちも、最初に負けを経験し、挫折するものです。その後、経験を重ねて成長し、勝てるトレーダーへと至るのです。

FXはお金を減らすのは簡単ですが、増やすのは難しいです。一度失った資産を取り戻すには、相当の年月が必要でしょう。

失敗してからでは手遅れなのがFXです。トライオートFXに限らず、初心者のうちは高額のトレードを控えてください。

少額から始めておけば、たとえ負けても損失が最小限で済みます。

2.完全放置はしない

自動売買の魅力は放置してもシステムが自動で売買を続け、利益を狙ってくれることです。しかし、いくら放置しても良いからといって、完全放置は危険なので止めてください。

特にトライオートFXのようなリピート系の自動売買の場合、完全放置をすると、相場の変化に対応できず、負けを重ねてしまう危険性があります。

自動売買をする際には定期的に相場をチェックし、現在の売買ロジックでも問題ないのか、確認する必要があります。

定期的にチェックをしておけば、調子が悪くなっている売買ロジックをいち早く発見し、損失の拡大を未然に防ぐことができます。

3.通貨ペアの選択を間違えない

トライオートFXを実践する際には、売買ロジックに相応しい通貨ペアを選ぶようにしましょう。

いくら優秀な売買ロジックといえど、通貨ペアの選択を間違えると効果を発揮できず、損失が発生するリスクがあります。

例えばトライオートFXの売買ロジックの一つであるスワッパ―についてですが、こちらは下降トレンドが発生している高金利通貨ペア向きの売買ロジックです。

南アフリカランドやトルコリラのような、将来的にインフレが原因で通貨のレートが落ちる見込みが高い通貨ペアを想定した売買ロジックなのです。

それ以外の通貨ペアだと相性が悪く、ロジックの真価を発揮できない恐れがあります。

自動売買をする際には、それぞれの通貨ペアの特徴を事前に把握しておきましょう。

各通貨ペアの特徴を知っておけば、それに相応しい売買ロジックを選べるようになります。通貨ペアに関する知識は勝率アップに貢献してくれるでしょう。

FX初心者へのアドバイス

今回はインヴァスト証券のトライオートFXについて、その特徴や仕組み、メリットやデメリット、注意点などを解説しました。

イフダン注文を繰り返し発注するリピート系システムトレードであるトライオートFXは、レンジ相場に強く、トレンド相場には弱いシステムトレードです。

あらゆる相場に対応しているシステムトレードではないので、利用の際にはどのような相場で使用すれば勝てるのかをしっかりと学んでおきましょう。

さらに、トライオートFXはスプレッドこそ業界最狭水準と低コストであるものの、自動売買の場合は別途手数料がかかるというデメリットがあるので注意してください。

スプレッドが狭いので、裁量トレードをする分には全く問題はありません。しかし、自動売買をするとなると取引コストが増大しますので、いざトレードをするとどのくらいのコストが発生するのか計算しておくと良いでしょう。

システムトレードだろうと裁量トレードだろうと、絶対に勝つということは基本的にできません。FXで稼ぐためには、どうすれば稼げるのか、絶えず学ぶ姿勢を維持することが重要です。

システムトレードの仕組みだけでなく、各通貨ペアの特徴や資金管理のやり方、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など、総合的に学ぶことをおすすめします。