ポンド/ドルの特徴!FX初心者がおさえておきたいポイント解説!

最近はFXの人気が上がっているということもあってか、様々な通貨ペアに対応できるFX会社が増えています。同じポンドの通貨ペアであっても、ポンド/円とポンド/米ドルでは、違いがあるので注意しましょう。

今回は通貨ペアの1種類であるポンド/ドルについて、その特徴やFXにおけるメリット、デメリット、動きやすい時間帯、注意点、その他のおさえておきたいポイントなどを解説します。

ポンド/円と違ってポンド/ドルの場合、どちらも政策金利が高い通貨であり、ボラティリティも大きい通貨であるので、ポンド/円にはない動き方をすることがあります。

トレードの際にはどのような特徴があるのか、注意点などを事前に把握しておきましょう。

ポンド/ドルとは?

ポンド/ドルとは、英国の通貨であるポンドと、アメリカの通貨であるドルとの通貨ペアのことで、GBP/USDと表記されます。

差金決済取引であるFXの場合、入金時のお金が日本円だからといって、必ずしも円の通貨ペアでないとトレードできないということはありません。

現物取引と違ってFXの場合、日本円の証拠金を元手に、ポンド/ドルなどの外貨同士のトレードができます。

これが本来の現物取引の場合、ポンド/ドルの取引をするためには、日本円をまずドルもしくはポンドに両替してからでないと売買はできないのですが、そのような手間をかけずともFXならばトレードができる、ということです。

両替をする必要なしに外貨同士の取引ができるのも、FXならではの魅力です。

MEMO
FXでは両替をせずとも日本円だけを元手に外貨同士の取引が可能

ポンド/円との違い

ポンド/ドルも、ポンド/円も、どちらも英ポンドを含む通貨ペアとなります。そのため、英ポンドが動く時、ポンド/ドルとポンド/円は、似たような動き方をします。

では全く同じ動き方をするのかというと、そのような事はありません。

あくまでポンドベースでは似たような動きをするというだけであり、日本円が動く、もしくは米ドルが動くような場面では、異なる展開をします。

ポンド/ドルとポンド/円、この二つの通貨ペアの違いを挙げるとするなら、ポンド/ドルはアメリカ経済の影響を受けやすく、ポンド/円は日本経済の影響を受けやすい、という違いがあります。

そのため、ポンド/ドルが大きく動いているにも関わらず、ポンド/円には動きが見られないなど、異なる展開をすることもあるでしょう。

このようなケースでは、ポンドではなく米ドルに変動があったと考えることができます。

果たして現在のレートの動きはポンドが原因なのか、それとも米ドルなのか、はたまた日本円なのか、相場の動向を多角的に分析したいという時に、同じ通貨を含むポンド/円のチャートは参考になることでしょう。

関係のある重要経済指標

ポンド/ドルのトレードをする場合、英国の重要経済指標とは別に、アメリカの重要経済指標についてもチェックする必要があります。

以下はポンド/ドルでFXをするにあたり、予定をチェックしておきたい重要な経済指標です。

  1. 政策金利(米・英)
  2. 雇用統計(米・英)

政策金利と雇用統計は、数ある経済指標の中でも特に重要度の高い指標となります。

これらの指標が発表される時、為替レートが荒れやすく、トレードの難易度が高くなりますので、初心者のうちは重要経済指標が発表される間際はトレードせず、様子見をすると良いでしょう。

特にポンドは通貨の中でも特にボラティリティが大きく、荒れやすい通貨です。まだ経験の浅い初心者ほど、ポンドでのトレードには細心の注意を払ってください。

ポンド/ドルのメリットとデメリット

ここではポンド/ドルを対象にFXで売買をする場合のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

  1. メリット:ショートでスワップポイントを稼げる
  2. デメリット:スプレッドが広い

以下より詳しく解説します。

1.メリット:ショートでスワップポイントを稼げる

スワップポイントというと、ロングポジションを保有した時に稼げるイメージが強いですが、必ずしもロングポジションでないといけないということはありません。

確かに政策金利が全く無い日本円の視点から見ると、ロングポジションでないとスワップポイントは稼げないでしょう。

しかし、ポンド/ドルの場合、ショートポジションでスワップポイントを稼ぐことが可能です。

というのも、政策金利が0.75%で推移している英国に対して、アメリカの政策金利は2019年の時点において、2.50%と高い水準となります。

スワップポイントは通貨間の政策金利の差額によって決まりますので、ポンド/ドルの場合、アメリカの政策金利の方が高い事からマイナス1.75%となります。

以上のように、ポンド/ドルにおいて金利はマイナスになってしまうことから、ロングではなくショートでエントリーし、ポジションを保有すると、ショートポジションでスワップポイントを稼ぐことが可能になります。

ポンド/円とポンド/ドルは、どちらもポンドを対象にした通貨ということもあってか、似たような動きをしやすいです。その特性を利用して両建てをすれば、上手にスワップポイントを稼げるでしょう。

例えば、ポンド/円の通貨ペアに対してロングポジションを保有する一方で、ポンド/ドルの通貨ペアでショートポジションを保有すると、ロスカットのリスクを軽減させながらスワップポイントを稼ぐことが可能になります。

ショートでスワップポイントを稼げるポンド/ドルと、ロングでスワップポイントを稼げるポンド/円は、まさに両建ての手法を実践したい時に役立つ通貨ペアとなります。

2.デメリット:スプレッドが広い

昔と比べて昨今はFXの人気が高まっているということもあってか、国内FX会社はどこも狭い水準のスプレッドを提供しています。

ただし、すべての通貨ペアのスプレッドが狭いわけではありません。人気のない通貨ペアに関して言えば、スプレッドが広いこともあります。

本来、ポンドといえば人気のある主要な通貨であるため、スプレッドは狭いものです。ただし、それはポンド/円の場合です。

ポンド/円と違ってポンド/ドルの場合、スプレッドが広くなる傾向がありますので、売買時の取引コストが高くなるというデメリットがあります。

ただでさえ相場が荒れやすく、ボラティリティが大きいポンドです。そのレートの激しさを利用して短期売買をするというトレーダーは多くいることでしょう。

しかし、いくら短期売買が得意といっても、スプレッドが広いと思ったような利益を得られず、下手をすると損失が嵩みやすいです。

ポンド/ドルでトレードをする場合は、スプレッドはどのくらい広いのか、必ずチェックしておきましょう。

チャートから見る動きやすい時間帯

為替レートが動きやすい時間帯というと、東京市場とロンドン市場、そしてニューヨーク市場がオープンする時間帯が有名です。

ただし、ポンド/ドルを対象にトレードをする場合、東京市場での動きはあまり期待できないでしょう。

ポンド/ドルの狙い目は、ロンドン市場とニューヨーク市場がそれぞれオープンする時間帯となります。

ロンドン市場は16時(夏時間)、ニューヨーク市場は21時(夏時間)にそれぞれオープンします。

ではこの時間帯になった時、ポンド/ドルはどのように動くのでしょうか?以下のチャートを使用して解説します。

上記のチャートは、ポンド/ドルの1時間足チャートです。

このチャートを、ロンドン市場がオープンする16時と、ニューヨーク市場がオープンする21時で、それぞれ分けると、以下のようになります。

チャートを見ると、確かにロンドン市場がオープンして以降より、レートは大きく動きます。

しかし、それ以上にニューヨーク市場がオープンして以降の相場の方が、レートは大きく上昇しました。

このチャートを見る限り、ロンドン市場が始まる時間帯でもレートはよく動くのですが、それ以上にニューヨーク市場がオープンして以降の方がレートは動きやすい、ということがわかります。

もちろん、毎回このチャートのように、ニューヨーク市場の開始と同時に大きく動くということはないでしょう。時には動きが悪い時もあります。

ただチャートを見る限りにおいては、ロンドン市場よりも、ニューヨーク市場の方が大きく稼ぎやすい時間帯となるだけに、ロンドン市場よりもニューヨーク市場をメインにトレードをした方が稼ぎやすいかもしれません。

トレード時の注意点

ここではポンド/ドルを対象にトレードをする場合の注意点やデメリット、リスクについて紹介します。

  1. ボラティリティが激しい
  2. ロングポジションではマイナススワップになる
  3. スプレッドが広い

以下より詳しく解説します。

1.ボラティリティが激しい

まずポンドはボラティリティが激しく、FX上級者向けの通貨となりますので、初心者には注意が必要です。

ポンド/ドル、ポンド/円、どちらの通貨ペアであっても、ボラティリティが激しく、相場が荒れやすいだけに、トレード経験が浅いうちはポンドには手を出さないでおいた方が賢明でしょう。

確かにポンドはレートの動きが激しいので、成功すれば短期間で大きく稼げるというメリットがあります。

その反面、経験が少ないうちに手を出すと、大損しやすく、トレードで失敗すると瞬く間に資産を失ってしまうことでしょう。

FXはお金を減らすのは簡単ですが、増やすのはとても難しいです。勝算が無いうちは、ポンド以外の通貨ペアでトレードをすると良いでしょう。

対策

確かにポンドはボラティリティの激しい通貨ですが、その一方でポンドぐらいボラティリティがないとFXで稼ぐことは難しいというのもまた事実です。

特にデイトレードやスキャルピングなどの短期売買で稼ぐ場合、ポンドぐらい大きく動いてくれないと、FXでは稼げないでしょう。

ごく短い期間でFXで稼ぐためには、どうしてもポンドを攻略する必要があります。果たしてどうすれば失敗のリスクを回避しつつ、ポンドの攻略法を習得できるのでしょうか?

初心者トレーダーがポンドを攻略する場合、まずデモ口座を開設し、そこでトレードの経験を積みましょう。

お金を使用しないデモ口座ならば、いくら失敗しても損をすることはありません。まさにリスクなしで実践さながらの練習ができることが、デモ口座の最大のメリットです。

デモ口座でトレードの練習をし、稼ぎ方を学んでから実際のFXに挑戦したとしても、まったく遅くはありません。

FX初心者はまずデモ口座から始め、トレードの練習をしてみましょう。

2.ロングポジションではマイナススワップになる

ポンド/ドルは確かにショートポジションを保有するとスワップポイントが稼げますが、他方でロングポジションを保有するとマイナススワップが発生するというデメリットがあるので注意してください。

ロングポジションを保有する場面というと、主にレートが上昇するようなタイミングが考えられます。

折角、ポンド高の場面となり、レートが上昇することになったとしても、マイナススワップが発生すると、その分だけ損をすることになります。

それでも利益が出ていればまだ良い方なのですが、もしもレートが反発し、急落すると、差益を得るどころか、損失が発生する恐れがあります。

トレードで負けて損した挙句、さらにマイナススワップが原因でコストが加算され、余計に損失が大きくなるというのであっては本末転倒です。

ポンド/ドルのトレードをする際には、マイナススワップへの対策を講じておきましょう。

対策

ポンド高になり、上昇トレンドが発生した場合、できるだけマイナススワップを払わずにロングポジションを入れたいところです。

このようなケースの場合、ポンド/円に通貨ペアを切り替えてロングポジションを保有すると良いでしょう。

ポンド/ドルと違ってポンド/円の場合、ロングポジションに対してスワップポイントが発生します。

そのため、ポンド高となり、上昇トレンドが発生した時、ポンド/円でロングポジションを保有すれば、上昇による差益にプラスして、さらにスワップポイントまで稼げます。

このように、通貨ペアを変更するだけで、本来であればコストになるはずだったスワップポイントを利益にすることができます。

ポンドを対象にトレードをする場合、状況に応じてポンド/ドルとポンド/円を切り替えると良いでしょう。

3.スプレッドが広い

国内のFX会社のポンド/ドルのスプレッドを広いです。そのため、ポンド/ドルを対象にトレードをすると取引コストが高くなりやすいので注意してください。

スプレッドが広いということは、その分だけコストが嵩みやすく、デイトレなどの短期売買で不利になります。

例えば、1回のトレードで3pips稼げるトレーダーがいるとします。

この時、スプレッドが1pipsであれば、最低でも2pipsの利益が残ります。しかしスプレッドが3pipsだと、利益が残らず、稼げないです。

特にスキャルピングのような超短期の売買の場合、1回に稼げる利益というと大きくても5pips程度でしょう。

このような少額の利益を積み重ねるタイプの短期売買をしている人にとって、スプレッドが広いポンド/ドルは相性が悪い通貨ペアとなるかもしれません。

対策

できるだけスプレッドを狭くして、ポンドを対象にトレードをしたいなら、ポンド/円を対象に売買をすると良いでしょう。

ポンド/ドルと違ってポンド/円の場合、国内FX会社はスプレッドを狭くする傾向があります。

業者によってはスプレッドをわずか1銭にするなど、非常に狭いスプレッドを提供しているところもあります。

このようにスプレッドが狭いFX会社を利用すれば、ポンドを対象にスキャルピングなどの短期売買を実践しやすくなります。

通貨ペアのスプレッドが狭くなればなるほど、取引コストが下がり、それに反比例する形でトレーダーの利益も増えていきます。

ポンド/ドルに限らず、FXをするならスプレッドが狭い業者を選びましょう。

FX初心者へのアドバイス

今回は通貨ペアの一つであるポンド/ドルについて解説しました。

英国のポンドとアメリカのドルの組み合わせであるポンド/ドルは、ポンド/円と違って日本の経済指標の影響を受け辛いなどの特徴があります。

その反面、アメリカの経済指標の影響を受けやすく、トレードをする際には英国だけでなくアメリカの経済指標についてもチェックしておく必要があります。

ポンドはFXの世界において、相場が荒れやすく、上級者向けの通貨だとして有名です。

レートが動きやすい分、勝利すれば大きく稼げますが、失敗すると大損しやすい通貨でもあります。

まだ初心者のうちはいきなり実践に入らず、まずはデモ口座を使ってトレードの練習をしましょう。

FXで稼ぐためには知識と同じくらい経験が不可欠です。しっかりと学んだら、次は練習をし、トレードのコツを掴みましょう。