南アランド/円の特徴!FX初心者が押さえておきたいポイント解説!

FXの通貨といえば、米ドルやユーロ、ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドルなどが有名です。しかし、中にはそれ以外にも覚えておきたい重要な通貨があります。南アランドなどはまさにその典型でしょう。

政策金利が高いことで有名な南アランドは、長期投資にはもってこいの通貨です。スワップ狙いの投資をすれば、売買をせずとも高収入を得られるでしょう。

今回はそんな南アランドについて、特徴やメリット、デメリット、おすすめの投資法、注意点、その他のおさえておきたいポイントを解説します。

高利回りな南アランドは、やり方次第では初心者でも簡単に稼げる通貨なだけに、ぜひ覚えておきましょう。

南アランド/円とは?

南アランド/円とは、南アフリカの通貨である南アフリカランドと、日本の通貨である円との通貨ペアのことで、ZAR/JPYと表記されます。

南アフリカといえば、金やダイヤモンドなどの資源に恵まれた地域であり、そのプラチナの産出量は世界で第一位。ダイヤモンドの埋蔵量にいたっては世界第二位を誇ります。

以上のように鉱物資源に恵まれた国ということもあってか、政策金利が非常に高く、有望な投資先としても知られています。

MEMO
南アランド(ZAR)とは、南アフリカの通貨のこと

南アフリカとZARの特徴

南アフリカランドに投資をするにあたって覚えておきたい重要なポイントというと、その政策金利の高さです。

資源国ならではの強みがある南アフリカは、他の資源国同様に常に政策金利が高く、金利が低い日本円と違って高利回りな外貨となります。

そのため、南アランド/円といえば、スワップポイントが高い通貨ペアとしても有名です。

南アフリカの政策金利というと、ここ10年において常に5%を越えており、2019年5月時点においては6.75%を推移しています。

以上のように、非常に利回りの高い通貨となりますので、南アランド/円を対象にロングポジションを保有し、売買せずに放置をするだけでも、十分な利益を稼げるという魅力がこの通貨ペアにはあります。

MEMO
南アランドは高利回りな外貨

レートが変動するポイント

南アランドが高利回りでいられるのは、何と言っても金やダイヤモンドなどの鉱物資源に恵まれているからです。

それに加え、政治情勢が不安定な周辺国家と比べて南アフリカは政治情勢が安定しており、地政学リスクが低いなど、比較的投資しやすい通貨であるという魅力があります。

以上のように鉱物資源に恵まれている事、そして政治情勢が安定している国である事など、魅力の多い通貨なのですが、そのような事情もあってか南アランドのレートは金などの商品価格の変動の影響を受けやすいという特徴があります。

南アランドのレートの動向を分析したい時は、金などの商品価格を参考にすると良いでしょう。

チェックしたい経済指標

南アフリカランドに投資をするにあたってチェックをしておきたい重要経済指標というと、GDPやCPIなどがあります。

  1. GDP
  2. CPI

GDPやCPIの指標が市場の予想よりも高く、数値が良ければ、南アランドのレートは今後上昇しやすいです。

その反対で、GDPやCPIの数値が市場の予想よりも低いと、南アランドのレートが低くなるリスクがあるので注意しましょう。

GDPとCPIはまさに、南アランド/円のファンダメンタルズ分析をするにあたって欠かせない重要経済指標となります。

南アランド/円のメリットとデメリット

ここではFXで南アランド/円を対象に売買をする場合のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

  1. メリット:スワップポイントが高い
  2. デメリット:スプレッドが広い

以下より詳しく解説します。

1.メリット:スワップポイントが高い

南アランド/円の主要なメリットというと、そのスワップポイントの高さです。

南アフリカの政策金利は非常に高いため、ZAR/JPYに投資をするだけで、簡単に高スワップの収入を期待できます。

通常、高利回りなマイナー通貨というと、政治情勢が不安定であることがほとんどのため、いくら利回りが高くても暴落のリスクが高く、投資には躊躇するものです。

しかし、資源国である南アフリカは、政治情勢も比較的安定しているので、投資しやすいマイナー通貨としての魅力があります。

長期にわたって投資しやすい外貨なだけに、スワップ狙いの投資をしたいというトレーダーにほど南アランド/円は相性が良い通貨ペアとなるでしょう。

2.デメリット:スプレッドが広い

高利回りである南アランド/円ですが、他方でスプレッドが広く、取引コストが高いというデメリットがあります。

スプレッドが広いとスキャルピングやデイトレードなどの短期売買で不利な扱いを受けやすく、稼ぎ難くなります。

特にスキャルピングのような、1回のトレードで稼げる利益が少ないトレードスタイルを実践している方ほど、スプレッドが広い南アランドは相性が悪いでしょう。

おすすめのトレードスタイル

スワップポイントが高い一方で、スプレッドが広い南アランド/円は、短期売買には向かず、長期投資向きの通貨ペアとなります。

スプレッドが広い分、いざデイトレードなどで失敗をすると、南アランド/円の場合、大損をしやすいです。

その反面、スワップ狙いの長期投資を実践すれば、ただロングポジションを保有するだけで、高利回りな利息収入が得られるだけに、初心者でも簡単に稼げます。

南アランド/円を対象にトレードをする場合、あえて不利な短期売買をするよりも、簡単に稼ぎやすい長期投資の方が、賢明でしょう。

おすすめの投資法

スワップポイントが高い南アランド/円を対象にFXで投資をする場合、ロングポジションを保有したら、そのまま放置をし、スワップポイントだけを稼ぐなど、スワップ狙いの長期投資がおすすめとなるでしょう。

この方法であれば、ただポジションを放置するだけで利益を稼げるので、初心者であっても簡単に収入を得られます。

もちろん、FXにはロスカットのリスクがあるので、安易に最大レバレッジでポジションを保有することはおすすめしません。

できるだけロスカットのリスクを軽減するためにも、トレードの際にはレバレッジは低めに設定しておきましょう。

FXだからといって必ずしもレバレッジを最大まで設定する必要はありません。

レバレッジを1倍から3倍と低めに設定した上でロングポジションを保有すれば、ロスカットのリスクを回避しつつ、安全にスワップポイントを稼げます。

ロングポジションを保有し続ける、レバレッジは1倍から3倍と低めに設定する、この2点を守って運用すれば、初心者であっても安全にスワップ収入を得られるでしょう。

長期運用ならSBIFXトレードがおすすめ

国内には様々なFX会社が存在しますが、FXのデイトレに興味がなく、スワップ収入だけを稼ぎたいというのであれば、SBIFXトレードがおすすめのFX業者となります。

SBIFXトレードといえば、国内で唯一の1通貨からトレードができるFX業者として有名です。

本来、FXといえば取引できる最低単位が1万通貨ほど。最近は1000通貨より取引できるところも増えていますが、それでもやはり高めです。

しかし1通貨から取引できるSBIFXトレードの場合、レバレッジを1倍と低めに設定しても、少額からの運用が可能になります。

それこそ数千円もあれば簡単に運用を始められるお手軽さがあるだけに、少額から南アフリカランドに投資をしたいという方ほど、1通貨から運用を始められるSBIFXトレードは相性が良いFX会社となるでしょう。

南アランド/円の取引の注意点

ここではFXで南アランド/円のトレードをする際の注意点を紹介します。

  1. ショートポジションだとマイナススワップが発生する
  2. スプレッドが広い
  3. 証拠金が安い

以下より詳しく解説します。

1.ショートポジションだとマイナススワップが発生する

南アランド/円は、スワップポイントが高い通貨ペアです。そのため、ロングポジションなら高スワップが期待できるのですが、ショートポジションを保有すると金利が高い分、マイナススワップの金額が高くなるので注意してください。

例えば円高になるような局面で南アランド/円のショートポジションを保有し、そのまま放置すると、保有している日数分だけマイナススワップが発生しますので、ポジションを保有するだけでコストが嵩んでいきます。

たとえ円高によって差益を得ることができたとしても、マイナススワップ分だけ損をしますので、実際に獲れる利益が少なくなってしまいます。

このように南アランド/円には、ショートポジションを保有した時のマイナススワップが高いというデメリットがあるので気を付けましょう。

対策

もしも急な円高相場となり、下降トレンドが発生するようなケースでは、マイナススワップが発生する南アランド/円以外の、マイナススワップが発生しない通貨ペアを選択しましょう。

マイナススワップが発生し難い通貨ペアというと、日本同様に政策金利が低いユーロやスイスフランとの通貨ペアがあります。

例えば急な円高でユーロ/円相場のレートが下落した時、ショートポジションを保有したとしても、お互いに政策金利が低いので、余分なマイナススワップが発生せずに済むでしょう。

円安相場ではプラスに働く南アランド/円のスワップポイントの高さは、円高相場ではマイナスに働いてしまうだけに、それぞれの相場に合わせてもっとも適切な通貨ペアを選びましょう。

2.スプレッドが広い

南アランド/円は、スプレッドが広く、取引コストが高くなりやすいです。

それでも外貨預金と比べれば、FXの方が低コストな売買ができることでしょう。

ただ、米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円ほど低コストな取引ができないので、南アランド/円はデイトレードやスキャルピングには向いていません。

よほどテクニカル分析に自信のあるトレーダーでもない限り、南アランド/円を対象に短期売買で稼ぐことは困難でしょう。

対策

テクニカル分析が得意で、短期売買で勝負がしたいと思っているのであれば、できるだけスプレッドが狭い通貨ペアを選びましょう。

短期売買で稼ぐためには、スプレッドが狭く、取引コストが安くなければなりません。でないとトレードをしても稼げず、勝っても利益が残らないからです。

言い換えれば、スプレッドが狭く、短時間でよく動くようなボラティリティの大きい通貨ペアであれば、どの通貨ペアであっても構わないということでもあります。

米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円は、スプレッドが狭いだけでなく、同時にボラティリティも大きく、短時間であってもレートが動きやすいため、短期売買に向いています。

南アランド/円だけが通貨ペアではありません。短期売買には短期売買に適した通貨ペアがあります。

短期売買で勝負をしたい思うなら、南アランド/円に拘泥せず、より相性の良い通貨ペアを選択しましょう。

3.証拠金が安い

南アランド/円の相場というと、2019年5月時点において、1ZARあたり7円前後です。

このようにドルやユーロと比べて南アランドは非常に価値が低い通貨ということもあってか、1Lotあたりに必要な証拠金の額が米ドル/円やユーロ/円の10分の1ほどで済むというメリットがあります。

そこだけ見れば、証拠金が安く済む南アランド/円はお手軽に運用できる通貨ペアのように思われがちですが、証拠金が安いからといってボラティティが下がるわけではありません。

むしろ証拠金が安い分、リスキーな取引になりやすいという危険性があるだけに、初心者のうちは南アランド/円の取引において、リスク許容度を慎重に設定しておきましょう。

対策

南アランド/円での10Lotの取引は、米ドル/円の1Lotの取引に相当します。

現在のレートで南アランド/円の取引をする場合、仮にレバレッジを25倍とすると、だいたい4万円もあれば10万通貨の取引ができるでしょう。

これが米ドル/円だった場合、レバレッジ25倍に設定するとして、必要となる証拠金の最低額は1万通貨あたり4万円から5万円ほどです。

もしもレバレッジ25倍で米ドル/円を対象に10万通貨分の取引をするとなると、証拠金は最低でも40万円から50万円は必要になります。

要するに何が言いたいかというと、通貨ペアを米ドル/円から南アランド/円に切り替えるだけで、10分の1の証拠金で10倍以上の取引ができるようになる、ということです。

いくら証拠金が下げられるからといって、今まで1万通貨でトレードをしていた人がいきなり10万通貨の取引をするのは非常に危険です。

南アランド/円のトレードをする際には、米ドル/円でトレードをする場合の証拠金を参考に、適切なLot数を選びましょう。

普段では米ドル/円で1万通貨の取引をしているなら、南アランド/円でも1万通貨のトレードをしましょう。

このように米ドル/円を中心にLot数を決めておけば、闇雲に重いリスクを背負うことなく、自分の力量の範囲内でトレードができるでしょう。

FX初心者へのアドバイス

今回は通貨ペアの一つである南アランド/円について解説しました。

南アランドは、マイナーな通貨かもしれませんが、政策金利が非常に高く、高スワップが期待できることから、トレーダーの間でもファンの多い人気通貨です。

確かにスプレッドが広いため、デイトレードなどの短期売買には向いていません。しかし、短期売買に向いている通貨ペアは他に多くあるだけに、あえて南アランド/円を対象にデイトレをする必要性はないでしょう。

スワップポイントが高い南アランド/円は、レバレッジを下げてロスカットのリスクさえ回避しておけば、簡単にスワップ収入を稼げる通貨ペアです。

できるだけ売買はせず、長期的に、そして簡単にお金を稼ぎたいと考えている人にほど、相性の良い通貨ペアとなるでしょう。