ループ・イフダンの仕組みは?そのメリットやデメリット、注意点などを解説!

自動売買というと難しいイメージがつきものですが、仕組みを理解すると意外と簡単であることがわかります。ループ・イフダンなどはまさにその典型でしょう。

今回は自動売買の手法の一つであるループ・イフダンとは何なのか、その仕組みやメリット、デメリット、注意点、その他のおさえておきたいポイントなどを解説します。

ループ・イフダンは成功すればしっかりと利益を出せる手法ですが、失敗すると損するリスクがあります。使用する前にまずどうすれば勝てるのか、どうすればリスクを回避できるのかなど、仕組みや勝つ方法、負けないためのやり方などを模索しましょう。

メリットだけでなくデメリットも把握することが、ループ・イフダンを上手に活用するコツです。

ループ・イフダンとは?

自動売買の手法の一つであるループ・イフダンとは、一定のレンジ内において売買を自動的に繰り返し、コツコツと利益を狙っていくタイプのシステムトレードのことです。

ひまわり証券などの複数のFX業者で採用されており、利用すると事前に定めた売買ロジックに従って自動的にシステムが売買をしてくれます。

ループイフダンではまずどこで買い、もしくは売るのかの幅を決め、自動売買を敢行することになります。

例えば10pipsごとに注文を入れるロング戦略を採用した場合、まず新規買い注文を入れてポジションを保有します。

その後、レートが上昇して10pips分の利益が発生すれば決済して利確をします。決済後、レートが下降し、10pipsまでレートが落ちると、再び新規買い注文が入り、ロングポジションを保有します。

その後、レートが上昇して10pips分の利益が発生すれば、再度ポジションを決済して利確をします。

このサイクルをループ・イフダンでは延々と継続することになります。

以上のように、ループ・イフダンは事前に定めた範囲内で売買を繰り返していくタイプのシステムトレードとなります。

MEMO
ループ・イフダンではイフダン注文が連続で繰り返して発注される

ループ・イフダンの仕組み

ループ・イフダンの仕組みを非常にわかりやすく端的に説明すると、ナンピンの自動売買です。

一定の範囲内において、割安になった時に買い、割高になったら売る、この繰り返しをするだけですので、やっている事はナンピンとほぼ同じです。

違いは、自分で売買の注文をするか、それともシステムに自動で売買をしてもらうか、この違いぐらいでしょう。

イフダン注文とは、一つの注文で新規注文と決済注文を同時に行う注文方法のことです。

例えば米ドル/円相場で、1ドル100.00円の時に新規買い注文を出し、1ドル100.20円まで上昇したら決済をしたいという時、イフダン注文で1ドル100.00円の新規買い注文と1ドル100.20円の決済売り注文を同時に出すことになります。

このイフダン注文を発注した後にレートが落ちて1ドル100.00円になれば新規買い注文が入ってロングポジションを取得。その後、レートが上昇して1ドル100.20円になれば決済注文が自動的に出されて、ポジションを決済し、利確となります。

ループ・イフダンでは、このイフダン注文を繰り返し発注し、コツコツと利益を狙っていくことになります。

MEMO
ループ・イフダンとは、イフダン注文を連続で繰り返し発注する自動売買のこと

ループ・イフダンはレンジ相場に強い

一定の範囲内で売買を繰り返すループ・イフダンは、レンジ相場に強いです。

レンジ相場とは、同じようなレートの範囲内で上下に動くような相場のことで、まさに一定の範囲内で売買を繰り返すループ・イフダンとの相性が良い相場となります。

他方で、ループ・イフダンはトレンド相場に弱いです。

特に一方的に上昇、もしくは下降するような強いトレンドが発生している相場の場合、思惑を外すと大損するリスクがあるので注意しましょう。

MEMO
ループ・イフダンはレンジ相場に強く、トレンド相場に弱い

ループ・イフダンのメリット

ここではループ・イフダンのメリットをそれぞれ紹介します。

  1. 自分で売買をする必要がなく手間がかからない
  2. レンジ相場で稼ぎやすい
  3. 設定が簡単

以下より詳しく解説します。

1.自分で売買をする必要がなく手間がかからない

まずループ・イフダンを利用すると、最初に設定した売買ロジックに従ってシステムが自動的にトレードをしてくれますので、チャートを見る必要がなく、手間がかからないというメリットがあります。

普段は仕事で忙しく、なかなかチャートを見る時間的な余裕がないという方であっても、ループ・イフダンを使用し、売買をシステムに任せてしまえば、それこそ仕事の片手間にFXを始められるでしょう。

FXは24時間いつでもトレードができますが、24時間フルでトレードをするなんてことはたとえ専業の投資家でも不可能です。24時間毎日チャートを見続けるなんてことは、どれほど体力があっても不可能です。

しかし、コンピュータがチャートを監視するシステムトレードであれば、自分でチャートを見なくても、設定通りのタイミングで売買をしてくれますので、無駄に体力を浪費することなく24時間いつでもFXの売買ができます。

2.レンジ相場で稼ぎやすい

ループ・イフダンはレンジ相場との相性が良く、一旦ハマると継続的に利益を積み上げてくれます。

FXはレンジ相場が8割、トレンド相場が2割と言われるほど、トレンド相場の比率が少ないです。そして、レンジ相場は上級者でも苦戦するほど、難易度が高い相場です。

そんな難易度が高いレンジ相場との相性が良いループ・イフダンは、まさにレンジ相場で悩んでいるトレーダーにとって格好のサービスとなるでしょう。

トレンド相場では勝てるけれど、レンジ相場ではなかなか勝てないと悩んでいる方は、一度ループ・イフダンを検討してみても良いかもしれません。

3.設定が簡単

システムトレードというと設定が難しく、初心者にはハードルが高いイメージがつきものです。ではループ・イフダンについてはどうなのでしょう?

ループ・イフダンは通貨ペアと売買の方向性、そしてレートの幅を決めるだけで売買ができるため、設定の作業はとても簡単です。初心者でもすぐに使い方をマスターできるでしょう。

そもそもFXは設定が難しいほど稼げるというものではありません。たとえ設定がシンプルで簡単であっても、そのやり方が通用すればしっかりと稼ぐことができます。

システムトレードに興味があるものの、まだFXは未経験で、どうやれば良いのかわからないという方ほど、簡単に始められるループ・イフダンは付き合いやすいサービスとなるでしょう。

ループ・イフダンのデメリット

ここではループ・イフダンのデメリットをそれぞれ紹介します。

  1. トレンド相場に弱い
  2. 範囲の調整が難しい
  3. 絶対に稼げるわけではない

以下より詳しく解説します。

1.トレンド相場に弱い

まずループ・イフダンはトレンド相場に弱いというデメリットがあるので注意してください。

たとえトレンド相場に入っても、売買の方向性が一致しているのであれば、まだ稼げるチャンスがあります。

しかし、もしも売買の方向性を間違えてしまうと、トレードすればするほど損失が嵩んでいき、資金が減っていってしまうだけに、危険です。

もしもトレンドが発生し、想定とは異なる方向にレートが動いた時に備えて、必ず損切りのルールを徹底させておきましょう。

ループ・イフダンを実践する際には定期的に相場をチェックし、トレンド相場が発生していないか、発生した場合はどちらに動いているのかを調べておくことが重要です。

自動売買のメリットはチャートを見なくても売買ができることですが、完全放置は危険です。利益を重視するなら、定期的にチャートはチェックしましょう。

2.範囲の調整が難しい

ループ・イフダンを実践する際には、どのタイミングで売買をするのか、その範囲を決める必要があります。

ループ・イフダンはこの範囲の調整が難しく、間違えると稼げなくなってしまうので注意してください。

ループ・イフダンの範囲は、狭ければ狭いほど取引数が多くなる一方で、損失が発生するリスクが増大します。

他方で、範囲を広くしすぎると、損失が発生するリスクが軽減する一方で、取引数も減ってしまうので、今度は稼げるチャンスが減ってしまうというデメリットがあります。

ループ・イフダンのレートの幅は広すぎず狭すぎず、ちょうど良いぐらいの幅を目指しましょう。

どのくらいの幅が適切なのかは、通貨ペアやその時の相場の荒れ具合に依存します。

ループ・イフダンで稼ぐためには、レートの幅の微調整が重要であり、最適な幅を知るためには相場に対する理解力が必須です。

システムトレードを始める際には、自動売買の仕組みだけでなく、レンジ相場やトレンド相場など、市場に対する理解度も高めておきましょう。

3.絶対に稼げるわけではない

ループ・イフダンは絶対に稼げる手法というわけではありません。時には負けることもありますし、損することもあるので注意してください。

もちろん、一旦設定がハマれば、あとはシステムが売買を繰り返すだけで自動的に利益を積み重ねてくれます。

しかし、方向性を間違えると損失が嵩みやすく、資金が減ってしまいます。

かといって失敗を恐れるあまり、売買の幅を広くし過ぎると、今度は取引のチャンスを失ってしまい、まったく稼げなくなるリスクがあります。

ループ・イフダンを使用する際には、どうすれば勝てるのか、稼ぐためのコツを実践しましょう。

初心者ほど、最初は苦戦するものです。まずは資金量を減らし、損失のリスクを抑えてから始めると良いでしょう。

ループ・イフダンで稼ぐコツ

ループ・イフダンで稼ぐコツは、相性の良い通貨ペアを見つけ、稼げるように売買の幅を調整し、思惑が外れたら素早く損切りをして戦略を立て直すことです。

ループ・イフダンはレンジ相場に強く、トレンド相場に弱い手法です。それならば、レンジ相場になりやすい通貨ペアを選びましょう。

例えば豪ドルやニュージーランドドルなど、似たようなレート帯を上下に動く通貨ペアなどは、まさにループ・イフダンとの相性が良い通貨となります。

さらに、設定をする際には売買の幅が広すぎず、かつ狭すぎないように微調整しましょう。

そしてこれがもっとも重要なのですが、稼げなくなったらすぐに自動売買を停止し、一旦戦略を立て直してください。

特に損失が嵩んでいるようなケースでは、一旦ポジションをすべて決済し、ゼロから戦略を組みなおした方が良いでしょう。

相場は常に動いています。その時の相場に合わせてもっとも相性の良い売買ロジックを組むことが、システムトレードで稼ぐコツです。

注意点

ここではループ・イフダンの注意点をそれぞれ紹介します。

  1. 運用前に必要な資金を決める
  2. 自己流でやらない
  3. 相場が荒れている時は運用を控える

以下より詳しく解説します。

1.運用前に必要な資金を決める

ループ・イフダンで運用を始める際には、事前にいくらまでならば損失に耐えられるのか、資金計画を練ってください。

FXで大きく稼ぐためには、取引量を増やす必要があります。しかし、取引量が多いと、いざトレードで負けた時に大損しやすく、リスクが高いです。

できるだけ安全な運用を目指すなら、最小限のリスクでおさまるように、取引量を少なくして売買をすると良いでしょう。

特に、常にレバレッジ最大でトレードをするような、ハイリスクなトレードは絶対に控えてください。

理想としては、一時的に損失が発生しても耐えられるぐらいの取引量が望ましいです。まずは少額から運用し、リスクに備えましょう。

2.自己流でやらない

ループ・イフダンは設定さえ組んでしまえば誰でも簡単にシステムトレードを始められます。

簡単にシストレを始められるのがループ・イフダンの良いところなのですが、初心者がいきなり自己流でシストレを始めると、ほぼ確実に失敗し、大損します。

余計な失敗を避けるためにも、ループ・イフダンを始める際には既に成功している人のアドバイスなどを参考に設定を組みましょう。

シストレに限らず、成功者のやり方を真似ることは、FXの世界で稼ぐ上で王道的なやり方です。

自己流でやっても損をするだけです。既に成功している人がいるので、そのような成功しているプロのやり方を参考にしましょう。

3.相場が荒れている時は運用を控える

ループ・イフダンはレンジ相場に強く、トレンド相場には弱い手法です。特に荒れている相場ほど、負けるリスクが高いので注意してください。

相場が荒れやすい時期というと、例えば重要な経済指標が発表された直後などがまさにその典型です。

重要経済指標や要人発言などが原因で相場が荒れている時に無理してトレードをする必要はありません。

相場が落ち着き、レンジ相場になるまで待ってからループ・イフダンを再開すれば、余計なリスクを背負わずにシストレに専念できます。

勝てる時にトレードをし、それ以外ではトレードを避けることも、FXで稼ぐコツです。

ループ・イフダンを始める前にまず相場をチェックし、相場が荒れているようであればトレードを避けましょう。時には何もせずに待つこともFXでは重要です。

FX初心者へのアドバイス

今回はレンジ相場に強いシステムトレードであるループ・イフダンの特徴や仕組みについて解説しました。

通貨ペアと売買の方向性、そしてレンジの幅を設定するだけでシストレを始められるループ・イフダンは、初心者にも付き合いやすいシステムトレードです。

ただし、トレンド相場に弱く、思惑を外すと損するリスクがあるので注意してください。

FXで稼ぐ一番の近道は、既に成功している人のやり方を真似ることです。ループ・イフダンで稼ぎたいなら、同じシストレのやり方で稼いでいるシステムトレーダーの手法を参考にしましょう。