ポンド/円の特徴!FX初心者が押さえておきたいポイント解説!

通貨ペアを選ぶ時、スワップポイントやスプレッド以外にも、比較しておきたいポイントがあります。例えば、ボラティリティの大きさなどは、デイトレをするにあって重要なポイントとなります。

今回紹介する通貨ペアのポンド/円といえば、数ある通貨ペアの中でも特にボラティリティが大きく、相場が荒れやすいことで有名です。

相場が荒い分、上級者向けの通貨ペアになりますが、一旦稼ぐコツを習得すれば短期間で高収入を稼げる通貨ペアとなるでしょう。

そんなポンド/円について、その特徴やメリット、デメリット、動きやすい時間帯、注意点、その他のおさえておきたいポイントなどを解説します。

ポンド/円とは?

ポンド/円とは、英国の通貨であるポンドと日本の通貨である円との組み合わせのことで、GBP/JPYと表記されます。

そんなポンド/円の最大の特徴は、ボラティリティのある相場です。

ポンド/円は常にレートが大きく動く通貨ペアであるため、初心者がいきなり手を出すと、大損しやすく、リスクが高いので注意してください。

MEMO
GBP/JPYとは英国のポンドと日本の円との通貨ペアのこと

ボラティリティとは?

ボラティリティとは各通貨ペアのレートの変動率のことです。

ボラティリティが高いということは、レートが変動しやすいということです。その反対でボラティリティが低いということは、あまりレートが動かず、変動率が低いということを示唆します。

FXで利益を稼ぐためには、ボラティリティのある通貨ペアを選ばないとなりません。

いくら経験豊富な上級者であっても、ボラティリティの無い通貨ペアでは稼げません。レートに動きがあるからこそ、FXでは稼げるのです。

ただし、ボラティリティが高いということは、同時に相場が荒れやすいということでもあります。

稼ぎやすい相場とは、言い換えれば損しやすいリスクのある相場でもあるので注意してください。

ポンド/円は、このボラティリティが非常に高い通貨ペアであり、常にレートが荒れやすく、上級者向けの通貨ペアとなります。

MEMO
ポンド/円は上級者向けの通貨ペア

チェックしておきたい経済指標

ただでさえボラティリティが高く、相場が荒れやすいポンド/円。重要経済指標が発表される日ともなると、さらにボラティリティが高くなり、難易度が高い相場になります。

そのため、ポンド/円を対象に投資をする場合は、次はいつ重要経済指標が発表されるのか、事前にチェックしておく必要があります。

以下はポンド/円の取引をするにあたってチェックしておきたい重要経済指標です。

  1. 政策金利(英・日)
  2. 雇用統計(英・日)
  3. 要人発言

まず政策金利と雇用統計は、重要経済指標の中でも特に重視したい指標となります。特にイギリスの政策金利の発表日は、非常に相場が荒れやすいので要注意です。

他にも、英国や日本の中央銀行総裁や経済閣僚の発言なども、レートに影響を及ぼすだけに、常にチェックしておく必要があります。

経済指標発表間際は、相場が荒れやすく、レートも大きく動きやすいです。それだけに、ファンダメンタルズ分析をするトレーダーだけでなく、テクニカル分析をするトレーダーも、直近の経済指標の発表日がいつになるのか、把握しておいた方が良いでしょう。

ポンド/円のメリットとデメリット

ここではポンド/円のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

  1. メリット:ボラティリティが高い
  2. デメリット:負けた時のリスクが大きい

以下より詳しく解説します。

1.メリット:ボラティリティが高い

ポンド/円のメリットというと、各通貨ペアの中でも特に高いボラティリティです。

為替レートというのは、そもそもあまり動きのあるものではありません。株や商品先物などと比較すると変動率が低く、レバレッジをかけないと思ったように稼げないものです。

その点、ボラティリティの大きいポンド/円ならば、デイトレードやスキャルピングであっても、トレードで勝利することで、短期間で高収入を得ることも可能です。

まさに短期的に稼ぎたいという人にとって、ボラティリティの大きいポンド/円は非常にやりやすい通貨ペアとなります。

2.デメリット:負けた時のリスクが大きい

確かにポンド/円にはボラティリティが高いというメリットがありますが、この特徴は負けた時に大損するというリスクを抱えていますので注意してください。

ボラティリティが高いということは、レートが動きやすく、いざ思惑を外してトレードで負けると瞬く間に大損する恐れがあります。

特に初心者の場合、まだ上手く損切りなどができないでしょうから、たった一回のトレードの失敗で再起できないところまで追い詰められるリスクがあります。

ボラティリティの高さは諸刃の剣です。リターンが大きい分、リスクも大きいだけに、トレードの際には細心の注意を払いましょう。

ポンド/円のスワップポイントの特徴

ポンド/円はそのボラティリティの高さから、デイトレードなどの短期売買の分野で人気があります。ではスワップ狙いの長期投資の分野との相性はどうなのでしょうか?

確かにポンドの政策金利は円よりも高いので、ロングポジションを保有すればある程度の利息収入が期待できます。

ただし、英国の政策金利は2019年5月時点において0.75%と、それほど高くはありません。

もちろん、日本の低金利と比べればまだ高い方なのですが、高金利なオーストラリアやニュージーランドと比べると低く、スワップポイントから得られる収入は少ないです。

スワップポイントが少ない一方で、FXにはロスカットのリスクがあります。

もしもスワップ狙いでポジションの長期保有を実践すると、突然のレートの急落によってロスカットされ、大損する恐れがあります。

ただでさえポンド/円はボラティリティが高く、レートが動きやすいというリスクがあります。

よほど勝つ自信でもない限り、ポンド/円を対象にした長期投資はリスクが高く、危険です。初心者のうちは、ポンド/円の長期投資は避けておいた方が賢明でしょう。

どうしてもポンドを対象に長期投資をしたいなら、外貨預金など、ロスカットのリスクがない金融商品に投資をすると良いでしょう。

ポンド/円の動きやすい時間帯

ここではポンド/円が動きやすい時間帯をチャートを使用して解説します。

ポンド/円が動く時間帯というと、東京市場の9時、ロンドン市場の16時(夏時間)、ニューヨーク市場の21時(夏時間)があります。

特にロンドン市場が始まる時間帯は、英国の重要経済指標が発表される時間帯でもあるので注意しましょう。

以下のチャートは、ポンド/円の1時間足チャートです。

上記のチャートを東京市場、ロンドン市場(英)、ニューヨーク市場(米)の時間帯ごとに区切ると、以下のチャートのようになります。

チャートを見ると、それぞれの時間帯に大きく動く時もあれば、動かない時もある、ということが見て取れます。

その中で最も大きく動いたのは、ニューヨーク市場がオープンして以降に急落した時の時間帯でしょう。

ポンド/円は通貨ペアの中ではボラティリティが高い方ですが、必ずしも毎日同じ時間帯に動くわけではないことがチャートより窺えます。

東京市場で動く時もあれば、ロンドン市場で動く時もありますし、ニューヨーク市場で動く時もあります。

ポンド/円を対象にデイトレをする場合、一つの時間帯に限定せず、いつ動いても良いように注意深くチャートをチェックすると良いでしょう。

取引時の注意点

ここではポンド/円を対象にFXのトレードをする時における注意点を紹介します。

  1. ボラティリティが高く相場が荒れやすい
  2. スワップポイントが稼ぎ難い
  3. 海外が祝日だと相場が停滞しやすい

以下より詳しく解説します。

1.ボラティリティが高く相場が荒れやすい

まずポンド/円はボラティリティが非常に高い通貨ペアです。トレードの際には荒れやすい相場に注意してください。

ボラティリティが高いと、思惑が的中した時、短期間で大きく稼げます。しかし思惑を外すと、大きく動く分、損失も拡大します。

他の通貨ペアであれば少ない損失で済むようなトレードであっても、ポンド/円だと致命的な損失になりかねません。

FXはお金を増やすのは難しいですが、減らすのは簡単です。一度損失が拡大し、資金が減ると、元の水準にまで増やすまでにかなりの時間を要することでしょう。

ポンド/円を対象にトレードをする際には、必ずトレードで負けた時の対策を講じておいてください。

対策

トレードで負けた時における有効な対処法は、損切りをすることです。

FXは、ポジションを保有さえしなければ損することはありません。

トレードで負けた事が確定したら、早々にポジションを決済し、損切りをしましょう。

きちんとルール通りに損切りが出来ているのであれば、たとえ相場が荒れやすいことで有名なポンド/円であっても恐れるに足りません。

言い方を変えると、損切りのやり方を知らずにポンド/円のトレードをすると、大損する危険性が高まるということです。

損切りは自身の財産を守る上で必須のスキルです。FXをする前に必ず損切りのやり方を習得しておきましょう。

2.スワップポイントが稼ぎ難い

相場が荒れやすいポンド/円は、まさに短期売買向きの通貨ペアです。では長期投資についてはどうなのでしょうか?

イギリスは政策金利が低いため、ポンド/円だとスワップポイントが稼ぎ難く、この通貨ペアは長期投資には不向きです。

それどころか相場が荒れやすく、ロスカットされる危険性が高いなど、長期投資との相性が悪い材料が多く存在します。

よほど経験豊富で、ファンダメンタルズ分析に自信のある上級者のトレーダーでもない限り、ポンド/円を対象にした長期投資は避けておいた方が無難でしょう。

対策

ポンド/円は初心者には不向きな通貨ペアです。相場は荒れやすく、スワップも高くはないです。

それでもポンド/円を対象にポジショントレードやスイングトレードを実践したいのであれば、ロスカットのリスクを減らすための工夫を凝らしましょう。

FXでロスカットのリスクを減らす有効な対策は、レバレッジを下げることです。

ポンド/円を対象にポジショントレードやスイングトレードなどの中長期のトレードをする予定があるなら、必ずレバレッジを下げ、ロスカットのリスクを減らしてください。

間違ってもレバレッジを最大に設定したまま長期投資をすることだけは止めてください。

確かに相場が荒れやすいことで有名なポンド/円ですが、レバレッジを1倍から3倍まで下げてしまえば、低リスクな環境の中で長期投資を実践できます。

3.海外が祝日だと相場が停滞しやすい

為替市場というのは土日を除き、24時間常に開いています。ただし、市場が開いているからといって、必ずしも常にレートが大きく動いているとは限りません。

相場が荒れやすいことで有名なポンド/円ですが、必ずしも常に大きく動くわけではありません。特にイースターやクリスマスなど、欧米諸国が連休になる時期ともなると、取引量が減ることで相場が停滞しやすいです。

欧米が祝日で相場が停滞すると、たとえポンド/円などのボラティリティがある通貨ペアであっても稼げなくなります。

FXはレートが動いて初めて稼げる世界です。それだけに、相場の停滞はFXトレーダーにとって死活の問題となるでしょう。

対策

連休などが原因で相場が停滞した場合、何をしてもFXで稼ぐことはできません。ならばどうするべきなのでしょうか?

海外が連休中で相場が停滞している場合、いっそのことトレードを止めて、連休が明けるまで取引を休むと良いでしょう。

FXで稼ぐコツは、待つことです。

稼げる時だけトレードをし、稼げない時はトレードをしない、これが重要なのです。

海外が連休中で相場が動かないことが明白なのであれば、連休が明けて次に相場が動き出すその時までひたすら待ちましょう。

稼げない時にトレードをしたところで、何のメリットもありません。

稼げない時はトレードを止め、利益よりも休息を優先すると良いでしょう。休むことも、FXでは大切です。

FX初心者へのアドバイス

今回は通貨ペアの中でも一際ボラティリティが高いポンド/円について解説しました。

ボラティリティが高い一方で、スワップポイントは低いポンド/円は、短期売買向きの通貨ペアです。

デイトレードやスキャルピングの手法をマスターしている投資家がポンド/円を対象にトレードをすれば、それこそ短期間で高収入を稼ぐことも夢ではないでしょう。

その反面、ポンド/円は失敗するとすぐに大損するリスクのある上級者向けの通貨ペアです。

初心者がいきなり手を出したところで、トレードで負けて損するのは明白です。まだFXを始めたばかりの未経験者という方は、もっとボラティリティの低い通貨ペアから始めた方が良いでしょう。

トレードの手法を学び、デモ口座で経験を積み、損切りや利確のやり方を学んでからFXのトレードを始めたとしても全く遅くはありません。

FXで稼ぎたいなら、どうすれば勝てるのか、入念に準備をしてください。