ユーロ/ドルの特徴!FX初心者が押さえておきたいポイント解説!

これからFXを始めるにあたり、どのような通貨ペアでトレードができるのか、各通貨ペアの特徴について把握しておく必要があります。特にユーロ/ドルはFXをするにあたって真っ先に覚えておきたい重要な通貨ペアです。

今回はそんなユーロ/ドルについて、その特徴やメリット、デメリット、チェックしておきたい経済指標、動きやすい時間帯、注意点、その他のおさえておきたいポイントなどを解説します。

ユーロ/ドルは世界で最も取引量の多い通貨ペアです。他の通貨ペアの動きを分析するにあたっても参考になる重要な通貨ペアなだけに、通貨ペアについて勉強したいのであれば真っ先に覚えておきましょう。

ユーロ/ドルとは?

ユーロ/ドルとは、EUの通貨であるユーロとアメリカの通貨である米ドルとの通貨ペアのことで、EUR/USDと表記されます。

米ドルといえば世界で最も取引されている通貨であり、ユーロはそんなアメリカに次いで取引されている通貨です。

ユーロ/ドルの取引量は米ドル/円以上であり、まさにユーロ/ドルは世界でもっとも取引されている通貨ペアとなります。

そのような事情もあってか、海外のFXトレーダーはユーロ/ドルを中心にトレードをすることが多く、頻繁に売買されているため、間断なくレートが動いてくれるものです。

FXの短期売買で稼ぐためには、レートに動いてもらう必要があります。そういう意味では、常に大きな動きが期待できるユーロ/ドルはデイトレなどの短期売買向きの通貨ペアとなります。

ユーロ/ドルとは世界中の投資家にとって代表的な通貨ペアなのです。

MEMO
EUR/USDはユーロと米ドルの通貨ペアのこと

ユーロ/ドルの特徴

世界でもっとも取引されている通貨ペアであるユーロ/ドルは、取引量が多いということもあってか、お互いに相反する動きをすることが多いです。

例えばドルが売られるような要因が発生すると、ドル売りユーロ買いになりやすく、ユーロの価値が上がりやすいです。

他方でユーロが売られるような要因が発生すると、ドル買いユーロ売りになりやすく、ドルの価値が上がりやすいです。

お互いの価値が反比例するような動きをするので、ユーロ売りの材料はドル買いの材料になりますし、ドル売りの材料はユーロ買いの材料になります。

MEMO
ユーロとドルはお互いに買われ、売られる関係

チェックしておきたい指標

ユーロ/ドルを対象にファンダメンタルズ分析をする場合、ユーロとアメリカ、両方の経済指標をチェックしておきましょう。

以下は取引をするにあたってチェックしておきたい重要経済指標です。

  1. 政策金利(EU・米)
  2. 雇用統計(EU・米)
  3. 要人発言

政策金利と雇用統計は、数ある重要経済指標の中でも最重要の指標となります。必ず経済指標カレンダーをチェックし、次の発表日はいつになるのか、確認しておきましょう。

さらに、大統領や中央銀行総裁など、要人の発言にも注意を払いましょう。

特にアメリカ大統領の演説がある日は相場が荒れやすく、上級者でも稼ぐの難しいです。

今日は相場が荒れそうだと思ったら、その日は投資を休み、様子見をするというのも一つの手です。

ユーロ/ドルのメリットとデメリット

ここではユーロ/ドルのFXにおけるメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

  1. メリット:スプレッドが狭い
  2. デメリット:日本人だと馴染みが薄い

以下より詳しく解説します。

1.メリット:スプレッドが狭い

まずユーロ/ドルのメリットとして、スプレッドの狭さがあります。

ユーロ/ドルは人気の高い通貨ペアとなりますので、国内のFX会社のほとんどがユーロ/ドルのスプレッドを狭く設定しています。

スプレッドが狭いことに加え、ユーロ/ドルはレートが動きやすい通貨ペアとなりますので、スキャルピングやデイトレードなどの短期売買に向いています。

まさに短期間で高収入を稼ぎたいという目的があるトレーダーにとって、ユーロ/ドルは格好の通貨ペアとなるでしょう。

ユーロ/ドルのスプレッドは、もっともスプレッドが狭いFX会社を利用すると、わずか0.3pipsと非常に狭く、低コストな取引が可能です。

もちろん、すべてのFX会社が最狭水準のスプレッドを提供しているわけではありません。ユーロ/ドルを対象にデイトレードをするつもりならば、口座を開設する前にまずスプレッドはどのくらいなのかを事前にチェックしておきましょう。

どこよりもスプレッドが狭いFX会社を利用することで、低コストな売買を実践できます。

2.デメリット:日本人だと馴染みが薄い

ユーロ/ドルは世界で最も取引されている通貨であるため、欧米の投資家からすると馴染みやすく、取引しやすいです。その反面、日本人からすると馴染みが薄く、相場の動向を読み難いというデメリットがあるので注意してください。

これがドル/円、もしくはユーロ/円ならば、円を中心にファンダメンタルズ分析ができるので、FXを始めたばかりの人でも今後の動向を読みやすいでしょう。

例えば円安や円高の動向についても、普段の生活から円高になっている、もしくは円安になっているという実感を肌で体験することができます。

しかし、ドル高やドル安、もしくはユーロ高やユーロ安ともなると、海外の事情に精通している人でもない限り、そう簡単には動向を分析できないでしょう。

経済のニュースについても、海外の経済情報は外国語で発信されるため、日本人だと情報を収集するまでに時間がかかるというハンデキャップがあります。

ファンダメンタルズ分析など、経済指標を根拠に今後のレートの動向を分析するタイプの投資家からすると、外貨同士の組み合わせであるユーロ/ドルは馴染みが薄く、投資し難いことでしょう。

おすすめのトレードスタイル

ユーロ/ドルはスプレッドが狭い一方で、外貨同士の通貨ペアであるため情報収集が難しいというデメリットがあります。

そのため、チャートから動向を分析するテクニカル分析との相性が良く、経済指標から動向を分析するファンダメンタルズ分析との相性が悪いです。

もちろん、海外の経済に精通しているという方であれば、ユーロ/ドルを対象にファンダメンタルズ分析をするのも容易でしょう。

しかし、そのような情報源がない日本人からすると、馴染みが薄いユーロ/ドルを対象にファンダメンタルズ分析をするのはなかなか困難です。

それならば、経済指標ではなく、チャートから動向を読み解くテクニカル分析の方がまだ日本人からすると扱いやすいでしょう。

まとめると、スプレッドが狭いユーロ/ドルはファンダメンタルズ分析よりも、テクニカル分析を多用した短期売買との相性が良く、デイトレードやスキャルピング向き、ということです。

動きやすい時間帯

ここではチャートを使用して、ユーロ/ドルが動きやすい時間帯を解説します。

ユーロ/ドルが動きやすい時間帯というと、ロンドン市場が始まる16時以降(夏時間)、ニューヨーク市場が始まる21時以降(夏時間)があります。

東京市場が始まる時間帯は動き難いので注意しましょう。

以下はユーロ/ドルの1時間足チャートです。

上記のチャートを、ロンドン市場が始まる16時以降と、ニューヨーク市場が始まる21時以降に分類すると、下記のチャートのようになります。

チャートを見ると、それぞれの時間帯で大きく動く時もあれば、動かない時もあることが見て取れます。

その中でも、ニューヨーク市場の時間帯にレートが動く時のボラティリティが非常に大きく、トレードで勝てば短時間でも大きく稼げる事がチャートから窺えます。

チャートを見る限り、ロンドン市場よりもニューヨーク市場の方が狙い目となるでしょう。

投資時の注意点

ここではユーロ/ドルを対象にトレードをする時の注意点について紹介します。

  1. スワップポイントはショートで発生する
  2. 欧米の祝日は相場が停滞する
  3. 東京市場が始まる時間帯は動き難い

以下より詳しく解説します。

1.スワップポイントはショートで発生する

FXでは高利回りな通貨ペアのポジションを長期保有すると、保有している日数分に応じてスワップポイントという利益を稼ぐことができます。

このスワップポイントですが、日本の政策金利は非常に低いということもあってか、ロングポジションでスワップポイントが稼げることが多いです。ではユーロ/ドルの場合はどうなるのでしょうか?

政策金利が高いアメリカと違い、ユーロの政策金利は非常に低いため、ユーロ/ドルでスワップポイントを稼ぐ場合はショートポジションを入れることになります。

もしも間違えてロングポジションを保有すると、マイナススワップが発生します。要するに、ポジションを保有している期間中、ずっとマイナススワップ分だけ損失が発生するということです。

ユーロ/ドルを対象にスワップポイントを稼ぎたいのであれば、売買の方向を間違えないように注意してください。

対策

ユーロ/ドルを対象にスワップポイントを稼ぎたいのであれば、ショートポジションを保有する必要があります。

ユーロ安ドル高になるような局面でショートポジションを保有すれば、レートが下がる分、差益を稼げる一方で、ショートポジションに対するスワップ収入を得られるでしょう。

ユーロ/ドルでスワップポイントを稼ぐコツは、現在の相場の動向を見極めることです。

ユーロ安ドル高のトレンドが今後長期にわたって継続する可能性が高いようであれば、ショートポジションを保有することで、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を稼げるでしょう。

しかし、ファンダメンタルズ分析の結果、今後ユーロ高ドル安になるようであれば、ショートポジションは控えた方が賢明です。

トレンドを正しく予測することができれば、ユーロ/ドルを対象にスワップポイントを稼ぐことができるでしょう。

2.欧米の祝日は相場が停滞する

日本に祝日があるように、欧米にも祝日があります。そして、ユーロ/ドルの相場は欧米が連休のシーズンに入ると停滞しやすく、稼ぎ難くなりますので注意してください。

特にイースターやクリスマスシーズンは相場が停滞しやすいです。この時期は上級者でも稼げないでしょう。

ユーロ/ドルを対象に投資をする際には、欧米の祝日のスケジュールを細かくチェックしておきましょう。

対策

ユーロ/ドルに限らず、欧米諸国が連休に入ると、どの通貨ペアであっても為替市場が停滞しやすく、稼げない相場になりやすいです。

どれほど経験豊富な上級者であっても、相場が動かなければ稼げません。このような動かない相場に突入した時、どうすれば良いのでしょうか?

相場が動かない時の最も有効な対策は、自分も休むことです。

レートが動かない時期にトレードをしたところで、得られるものはありません。むしろ損するリスクの方が高いくらいです。

海外の祝日が近く、そろそろ相場が停滞しそうだと思ったら、自分もFXを一旦止め、休日を楽しむと良いでしょう。

3.東京市場が始まる時間帯は動き難い

FXの狙い目となる時間帯というと、三大市場である東京市場とロンドン市場、ニューヨーク市場の三つがあります。

このうち、ユーロ/ドルはロンドン市場とニューヨーク市場がオープンする時間帯に動きやすく、狙い目となります。

では東京市場についてはどうなのでしょうか?

ユーロ/ドルは、東京市場が始まる時間帯では動きが少なく、相場が停滞しやすいです。

そもそもこの時間帯にもっとも動きやすい通貨といえば、円です。よほど大きな経済ニュースでもない限り、ユーロとドルが動くことはないでしょう。

いくらトレードが上手い人でも、動かない相場では稼げません。ユーロ/ドルを対象に投資をする際には、東京市場は狙わず、動きやすいロンドン市場やニューヨーク市場を狙った方が良いでしょう。

対策

ユーロ/ドルは東京市場では動かないとは言うものの、すべての人がロンドン市場やニューヨーク市場が始まる時間帯にトレードができるわけではありません。中には東京市場が始まる午前中のうちにFXをやりたいという方もいることでしょう。

東京市場が始まる午前9時以降の時間帯にFXで稼ぎたいなら、ドル/円やユーロ/円など、円を含む通貨ペアを選ぶと良いでしょう。

ユーロ/ドルだけが通貨ペアではありません。他にも通貨ペアは多くあります。中でもドル/円とユーロ/円は、スプレッドが狭く、短期売買にも向いている通貨ペアです。

どうしても東京市場の時間帯でないとFXができないなど、ライフスタイルの関係で午前中しかトレードができないという方は、その時間帯に動きやすい通貨ペアを選びましょう。

FX初心者へのアドバイス

今回は通貨ペアの中でも最も取引量の多いユーロ/ドルについて解説しました。

ユーロ/ドルは、世界でもっとも取引されている通貨ペアであり、世界中の投資家がこの通貨ペアを対象にトレードをしています。

しかし、日本人からするとユーロもドルも外貨であり、馴染みがなく、投資をするといっても海外の情報に精通している一部の人でないとなかなか取引し難いという事情があります。

あまり海外の情報に精通していないという方の場合、ファンダメンタルズ分析よりも、テクニカル分析の方がやりやすいでしょう。

ユーロ/ドルはスプレッドが狭く、取引コストが安い通貨ペアであるため、短期売買との相性が良いです。

まさにテクニカル分析でデイトレードやスキャルピングをやりたいう方におすすめの通貨ペアとなるでしょう。

以上のように、人気のある通貨ペアだからといって、あらゆるトレードスタイルに向いているわけではありません。人に向き不向きがあるように、通貨ペアにも相性があります。

FXで稼ぐためには、自分との相性が良い通貨ペアを見つけることが重要です。ユーロ/ドルに限らず、様々な通貨ペアの特徴を把握し、もっとも相性の良い通貨ペアを選択しましょう。