ダイアゴナル・トライアングルとは?FX初心者でも勝てる利用方法解説!

斜めの三角を意味するダイアゴナル・トライアングルは、チャートなどでよく見かける相場の動きのパターンの一つです。

エリオット波動の第五の波など、トレンドの終盤で発生する三角状の動きのことであり、使い方を習得するとエントリーのポイントを把握しやすくなります。

今回はダイアゴナル・トライアングルとは何なのか、その特徴と見方、トレードでの使用例、注意点、その他のおさえておきたいポイントなどを解説します。

注意
本記事で登場するチャートの図はあくまでもイメージです。

相場全体の流れにより分析・ラインは変わってくるのである程度の経験が必要になる、ということを念頭に置き本記事を確認ください。

ダイアゴナル・トライアングルとは?

ダイアゴナル・トライアングルは、エリオット波動の5番目の波で発生するエクステンションが斜め三角の形になるチャートの動きのことを指します。

MEMO
エリオット波動とは、トレンドの波の動きをパターン化した理論のこと。5番目の波とは、エリオット波動の上昇5波の5番目に来るトレンド終盤の波のこと

エクステンションとは、トレンドの波が通常よりも大きくなることで、一つの波の中にさらに複数の波が出来る状態のことを指します。

ダイアゴナル・トライアングルをチャートにすると、以下のような具合になります。

チャートを見ると、ダイアゴナル・トライアングルがエリオット波動の第5波のエクステンションが斜め三角状に形成されることで発生していることが見て取れます。

このダイアゴナル・トライアングルの上と下にサポートラインとレジスタンスラインを引くと、三角になっていることがよくわかります。

ダイアゴナル・トライアングルが発生すると、その後に大きくレートが動くことがありますので、エントリーのサインとして見なされやすいです。

エリオット波動の5番目の波がエクステンションし、高値と安値をそれぞれ線で結ぶと三角形になったら、ダイアゴナル・トライアングルとなり、これから相場が大きく動くだろうと予測できます。

ダイアゴナル・トライアングルはトレンドの終盤に発生するということもあってか、トレンドの転換のサインとしても機能しやすいです。

ダイアゴナル・トライアングルをチェックする目的

ダイアゴナル・トライアングルをチェックする目的はトレーダーによって異なります。逆張りトレードを狙っているトレーダーならば、トライアングルの発生を見て、エントリーのチャンスと見なすでしょう。

対して順張りのトレーダーの場合、ダイアゴナル・トライアングルの発生を見て、ポジションを決済して相場から撤退するタイミングだと見なすことができます。

順張りのトレードをするなら決済のサイン、逆張りのトレードをするならエントリーのサインとして使用できる、ということです。

注意
ダイアゴナル・トライアングルが発生したらこれからレートが急変する可能性が高いので要警戒

ダイアゴナル・トライアングルの見方

ダイアゴナル・トライアングルは、トレンドの終盤に登場するサインですので、そう滅多に見つかるものではありません。

そのため、ダイアゴナル・トライアングルだけを狙ったトレードをするとなると、なかなかサインを見つけられず、稼げないでしょう。

探し方のポイントとしては、エリオット波動の流れを見て、そろそろトレンドが終盤に差し掛かるという時に、ダイアゴナル・トライアングルが形成されているかどうかをチェックすると良いでしょう。

株と違って為替の場合、エリオット波動が下降相場にも登場することがあるので、上昇トレンドのみならず、下降トレンドにも注意を配ると、ダイアゴナル・トライアングルが見つかりやすいです。

下降トレンドでダイアゴナル・トライアングルが発生すると以下のようになります。

このチャートでは、レートが右下に下降しているので、下降相場を形成していることがわかります。

ただし、最後の下落でちょうどダイアゴナル・トライアングルを形成するに至っており、その後に大きく反発、上昇しています。

実際のトレードでは、この反発が起きた時に逆張りでエントリーをし、利益を狙うこともあります。

ダイアゴナル・トライアングルでは、斜めの線を引いてトライアングルを描いた後、そのトライアングルの中からローソク足が飛び出ると、そのまま大きく相場が動きやすいとされています。

今回のケースならば、下降トレンドを当初は形成しつつも、やがてはトライアングルの中からローソク足が上へ飛び出しており、そのまま大きく上昇しています。

ローソク足がトライアングルを割るまでは相場はおとなしいままなので、ダイアゴナル・トライアングルが発生した場合はトレードせず、様子見をするという人もいます。

ダイアゴナル・トライアングルをどのように使うかは、トレーダー次第ということです。

ダイアゴナル・トライアングルのトレードでの使用例

ダイアゴナル・トライアングルを使用する場合、まずトライアングル状になっている場面を探す必要があります。

今回は以下のチャートを使って、ダイアゴナル・トライアングルを利用したトレードのやり方を紹介します。

トレードルールの内容は、ダイアゴナル・トライアングルをローソク足が割ったら、その割った方向に対してエントリーをする、と今回は仮定します。

利確のルールは、一定の含み益が出たら利確する、という前提で話を進めます。

まずチャート上より、トレンドの終盤になる場所を見つけます。今回はエリオット波動の5番目の波がトレンドの終盤であるという前提で、そこをダイアゴナル・トライアングル発生のポイントにします。

トレンドの終盤を見つけたら、そこに目立っている安値と高値を線で結び、トライアングルを作ります。

トライアングルを作ると、しばらくはその中におさまるようにレートの変動幅が小さくなっていきます。

しかし、最後にはトライアングルからローソク足が飛び出し、レートが大きく急落しています。このトライアングルから出たポイントをエントリーのタイミングとします。

ちょうどエントリーのサインが出たところのレートが112.00円なので、ここでショートでエントリーしたとします。

レートはそのまま急落し、108.00円を割りました。キリが良いので、ここで決済をしたと仮定します。

すると、112.00円でショートでエントリー、108.00円でショートポジションを決済したことになるので、400pipsもの利益を得られた計算になります。

今回は上昇相場でダイアゴナル・トライアングルが発生しましたが、下降相場でも発生することもあるでしょう。

ダイアゴナル・トライアングルが発生し、今までの相場とは反対方向にレートが動いてトライアングルを割ると、相場の反転のサインとも見なすことができます。

上昇相場でトライアングルが発生すればこれから相場が転換して下降トレンドが始まるかもしれないですし、下降相場で発生すればこれから上昇トレンドへと転換するかもしれない、とそれぞれ予測を立てることが可能です。

以上のように予測を立てることで、今後の動向を分析しやすくなるでしょう。

今回、上で説明したようにトライアングルをローソク足が割ったポイントをエントリーのサインにしても良いですし、相場転換のサインとしても使用できます。

ダイアゴナル・トライアングルは、色々な使い道があるのです。

ダイアゴナル・トライアングルのデメリットとリスク

ここではダイアゴナル・トライアングルを使用してトレードする場合のデメリットやリスクについて紹介します。

  1. 遭遇する機会が少ない
  2. 騙しに遭いやすい

以下より各項目について詳しく解説します。

1.遭遇する機会が少ない

ダイアゴナル・トライアングルは、トレードをするにあたって、頻繁に出会えるサインではありません。

探そうと思って見つかるものではないので、常習的に使用できるサインではないです。

今回は過去のチャートを使用したため、ダイアゴナル・トライアングルを簡単に見つけることができました。

しかし、実際のトレードでは、リアルタイムでチャートを追わなければならず、ダイアゴナル・トライアングルをトレード中に見つけることはなかなか難しいです。

たとえ見つかったとしても、既にトレンドが転換した後で、トレードに活かせなかったというケースもあることでしょう。

よほど経験豊富なトレーダーでもない限り、リアルタイムでダイアゴナル・トライアングルを見つけるのは至難です。

ましてや経験が浅い初心者ともなると、見つけようと思っても見つからないことが多く、取引に活かし難いです。

対策

ダイアゴナル・トライアングルを活用した手法を実践したいけれど、なかなかトライアングルが見つからない、そんな悩みを抱えている時はどうしたら良いのでしょうか?

もちろん、今後ともトレードに励み、経験を積めば、いつかはリアルタイムでダイアゴナル・トライアングルを簡単に見つけられる日も来るでしょう。

ただ、その日が来るまでまったくトレードに参加せず、稼げないとなると、なぜFXをやっているのか、目的がわからなくなってしまいます。

テクニカル分析の手法はダイアゴナル・トライアングルだけではありません。

見つからないなら見つからないで、いっそのこと諦めて、別の手法を採用しましょう。

テクニカル分析の手法にも相性があります。やってみてできそうにないなら、潔く諦めて別の手法を模索しましょう。

できないことを無理して頑張る必要はありません。ダイアゴナル・トライアングルを探しても見つからないなら、他の手法で稼げば良いだけの話です。

2.騙しに遭いやすい

ダイアゴナル・トライアングルは、確かに相場の転換点として機能しやすいサインです。ただし、絶対に当たるのかというと、そのような事はありません。

そもそもダイアゴナル・トライアングルが絶対に正しいと証明できるようなデータはありません。あくまでトレンドの転換点のサインになりやすいというだけであり、確実にトレンドが転換することを保証するものではないのです。

そのため、ダイアゴナル・トライアングルを信じてエントリーしてみたものの、トレンドが転換せず、そのまま今まで通りのトレンド通りに動き続けるということも十分に有り得ます。

もしも騙しに引っかかってエントリーをすると、トレードで負けて含み損が出る危険性があるので注意してください。

騙しへの対策

もしもダイアゴナル・トライアングルの騙しに遭って、エントリーに失敗した場合、早めに損切りをする、それが有効な対策となります。

損切りをすることで損失の拡大を防ぐことができますし、なによりポジションを決済することで次のエントリーのチャンスに備えることができます。

損切りができないと、ポジポジ病になって無駄にポジションを増やしてしまいやすく、かえって損失が悪化しかねません。

トレードで負けた時、確実に損切りができるように、トレードをする前に損切りのルールを確立しておきましょう。

初心者へのアドバイス

ダイアゴナル・トライアングルをエントリーのサインとして活かし、トレードで成功すると、短期間で大きく稼げるエントリーのシグナルとして活躍してくれるでしょう。

しかし、失敗すると損失が出るだけなので、確実に勝てるという自信がないようであれば、エントリーは見送った方が賢明です。

特に初心者の場合、チャート上からダイアゴナル・トライアングルだけを見つけるというのはなかなか困難なものです。

まだ自力で見つけることが難しいというのであれば、ダイアゴナル・トライアングルはトレンドの転換のサインになりやすいという点だけ覚えておくと良いでしょう。

ダイアゴナル・トライアングルをトレンドの転換のサインと見なすことで、過去のチャートのどのタイミングでトレンドが転換したのか、そのポイントを見つけやすくなります。

トレンドが転換した場所がわかれば、そこを起点に新しいトレンドが発生していることがわかるので、エリオット波動やダウ理論を参考にテクニカル分析をし、トレードをして稼ぐことも可能です。

ダイアゴナル・トライアングルをどのように活かすかは、トレーダー次第です。自分のトレードスタイルを鑑み、もっとも稼ぎが良くなる活かし方を考えましょう。